安藤尚は何も言わずに、あたしの肩を抱くと、部屋の中に入れてくれた。



あたしも、恥ずかしくて俯いていた。



それでも、この場所が心地よいのは、安藤尚が傍にいるから。



安藤尚も、あたしが傍にいて、心地よいと思ってくれてるかな……?