「大和君が………ずっと好きでした。私と付き合ってくださいっ！」


「おお〜！言っちゃった〜！さぁ、大和君の答えは？」


今日はクリスマス兼忘年会。

三年制の専門学校の二年である私達。

就職が目の前に厳しくつきつけられる一歩手前のやけくそ飲み会。

服飾関係の学校だけあってみんな奇抜な格好でかなり周りから浮いている。

そんなこと誰も気にしてないけれど……。


「あのこ凄い度胸だね。」


私の隣でさっきからぶつぶつ呟いているのは、私の友達、紗季。


「次、何飲む？私は………」


「じゃ、お友達からでおねがいします。」


「よっ！新しいカップルの誕生〜！」


どうやら新しいカップルが誕生したらしい。

私の彼氏はひとつ年下の後輩のものになった。