「空良が………」


私が……


「妬きもちやくの、見たいってさ。」


何を……見たい?


「あいつらがさ、空良が妬きもちやくの見たことないって……俺も……ちょっと見たかったから。ごめん。酒も入ってて、つい悪のりした。」


妬きもち?

頭が混乱していく。


「信じてるけど、あいつらにのせられてるうちに、つい。」


あの告白タイムは……?


「ちょっと考えれば馬鹿げた事だってわかんのにさ。でもさ、正直なところ、空良が妬きもちやいてくれるのも見たかった。俺、空良が好きだから。だから……でも、やっぱり後悔した。空良が店出てったのがわかって、すっげぇ慌てた。必死で追い掛けた。うちに帰ってなかったらどうしようって。もし、帰ってなかったら………」