『んじゃ、ゆっくり考えて答え出しなよ。』 そう優しくあたしに伝え、美結は電話を切った ベッドに寝転びながら考える あたし……藤宮のこと嫌いなんだよね……? なのに、こんなに藤宮のことばかり考えるなんて…… 浮かんでくるのがあいつのことばかりなんて…… ………そっか 好きなのか、嫌いなのか。 そんなのもう、決まってたんだ。 あたし…… 藤宮が好き。