「あっ……」


やっぱりいた。



1人で黙々とビーカーを並べている藤宮



悪いけど、藤宮が真面目に準備してるなんて珍しい



相手もあたしの存在に気づいたのか、こっちを見た



あっ……今日初めて目があった



でもすぐに反らされた視線



な、なんで……?



あたし、何かした?



「えっ…と……藤宮。」



「何?」



やっぱり冷たい