自然と声をかけている自分がいた
さっきまで何を話そうとか迷っていたのが嘘のように、口が動いていた
『ごめん』
伝えたいことはいっぱいあったのに、ただこれしか言えなかった
『なんでキスしたの』って聞かれたら答えられる自信がなかった
わからないんだ……
自分でも……
そんな俺でも佐倉は許した
許してくれたんだ……
それから佐倉と日誌を書きながら話しをした
不思議だ………
さっきまであんなに焦っていた自分が、佐倉と一緒にいると落ち着く
「なんかさ、佐倉と一緒にいると落ち着くわ」
「は?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…