―――――――――……


………ん


なんか聞こえる……


「……ろ!!」


……へ



「起きろっ!!」



耳元で叫ばれたその声に、一瞬にして目が覚めた


「お、お兄ちゃん!?」



ってことは……もう朝か……



昨日は結局いろいろありすぎて、晩ご飯食べたらすぐ寝たんだった



「雫。遅刻するぞ。」



「あっ。うん。………って!今何時っ!?」



時計を見て青ざめた



「ヤバい!遅刻だぁ―!!」


最高記録ができるんじゃないかというくらい、早く準備をした



そして、急いで家を飛び出した