まぁ、当たり前だよね…。
「いいから帰れよ。邪魔。」
じゃ…邪魔って!!
みるみる赤くなっていく彼女に、あたしの心はハラハラドキドキだった。
「っ!最ッ低!!」
彼女はバックを勢いよく取って、乱暴にドアを閉め出ていった
あたしを睨みながら………
はぁ―…。また敵を1人増やしてしまった
いつもこうだ。
兄の自己中な性格のせいで、彼女たちはあたしに敵意を燃やす
本当にやめてほしい……
でも…………
「雫。これ俺が切っとくね」
こんな優しくするから、あたしはお兄ちゃんを本気で嫌うことができないんだ…………