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次の日、いつも通り教室に入った



俺はいつも遅刻ギリギリだから、大半の生徒はもう居る


自然に目が雫を探していた


……まだ来てない…


いつも一番といっていいほど早く来ている雫が、今日は姿が見えない



……休みか?



何故かその時、昨日の雫の笑顔がフッと頭に浮かんだ


心臓が音が異常に早さを増す



なんだ……これ……


不安が襲ってくる



……ただの風邪とかで休みなんだよな……?



「……龍?」


「……え?あぁ、なんだ。秀哉か。」



「なんだとわなんだよ!ってかそうじゃなくて、今日姫来てないよな……?」