日誌を書き終わった瞬間、寂しさが襲ってきた


でも『また明日一緒に書けるんじゃないか。』


そんな淡い期待をしてしまった



「じゃあ、帰ろっか?」


「あぁ」



結局ちゃんと話せないままだった


「……じゃああたし、帰るね。」


「……送って帰ろっか?」


「……え?」



な、何言ってんだ!俺!?


「…ほら。もう暗くなってきたし……」



適当に理由をつけた



本当はまだ一緒に居たいだけなのに……


前は当たり前だったことに、こんな理由をつけないといけないなんて……


「……うぅん、いいよ。1人で帰るから大丈夫。」



首を横に振りながら、優しく笑った



「……そっか。」