―――――――――……
結城さんとの関係を見てから、もう2週間が過ぎようとしていた
相変わらず雫とは話しもしないし、目さえ合わさない
こんな風に俺らはただの他人になってしまうのだろうか……
放課後、いつもと同じように誰よりも早く教室を出ようとした
1人で教室に残る雫を見たく無くて……
ドアに手をかけた瞬間
「龍っ!!」
後ろから懐かしい声が聞こえた
「………雫……」
ギュッと手を握りしめて俺を見る雫
ドキッと胸が跳ねたのがわかった
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…