「……彼女、よかったの?」


「あ?」


「だって…彼女なのに…あんな言い方………」


「お前の方が大事だろ。」



不覚にもドキっとしてしまった


お兄ちゃんなのに……


「……お前は妹なんだから」


それくらい知ってるから



「ほら、お前はこれ食って寝ろ。」


「う、うん……」


お粥を食べてからはぐっすり夢の中に落ちた



―――……あれ?


ここどこ?


ん?藤宮………?


暗い中で藤宮が目につく


何も言わずに、背を向け歩きだす藤宮



っ!藤宮!!