なんか食欲も無いし……


頭痛いし……


ってか体がダルい……



――トントン


部屋のドアをノックする音が聞こえた


「……はい」


返事をしたと同時にドアが開き、電気がつけられた



「雫?お前晩ごはんどうする?っておい!お前顔、赤すぎ!!」



……へっ



ってか、目がチカチカする



体を起こしたあたしに、お兄ちゃんが近づいてきて、そっとおでこを触った


「熱ッ!!お前熱あるじゃん!」



「熱……?」



あぁ―だから体ダルいのか―……


なんか冷静にそう思ってる自分がいた



「とにかく寝てろっ!すぐにお粥持ってくるから!」


「あぁ―うん……」


そして再びベッドに倒れ込んだ