「遥、ちょっと。」


総司がアタシを呼んだ。

部屋から出て廊下を少し歩く。


着いたのは道場だった。


「遥、座れよ。」

「うん。」


暫くの沈黙。

総司がどういうつもりなのかわからない。


「総司?」

「土方さん。」


土方さんの名前が出たことにドキッとした。


「土方さんがどうしたの?」

「お前…あの…さ。」

「何?」


総司がなにを考えているのかわからない。