「遥、復帰おめでとう。」
「お帰り!」
土方さんに連れられて部屋に入れば近藤さん、総司がいた。
笑顔でアタシを迎えてくれて嬉しかった。
近藤さんの「大丈夫か」という問いに笑顔で答えアタシは座った。
「傷は残るらしいな…。」
「まぁ、気にするほどのものじゃありません。ま、お嫁にいけますかね。」
なんて笑いごとにしようと思ったら近藤さんが辛そうな表情をする。
「近藤さん?どうしました?」
「あ、いや。」
「なぁに遥のもらい手がなかったら俺の嫁になれよ!」
総司が冗談とも本気ともつかない顔でアタシに言う。
「それもいいなぁ。」なんて冗談でアタシが言うと土方さんが「馬鹿」と言った。
「馬鹿?ですか?」
「なんでもねぇよ。」