あれから一週間。
お腹の傷はもう塞がった。
あれから毎日のように来てくれた総司。
ときどき、近藤さんや土方さんも見舞いに来てくれた。
忙しいようで来るのは総司がいつもだった。
そして、今日はアタシの復帰する日。
布団から起きあがりアタシはお腹を触った。
浅かったお陰で大事には至らなかったが大きな傷跡が残った。
死合いのときの手の平に出来た傷。
これは深かったせいか今までしっかりとは治っていなかった。
「3つかぁ。」
手の平、腕、お腹と3ヶ所に出来た傷はもう一生消えることのないことをアタシに思わせた。
「こりゃぁ、嫁にいけないな。」
フッとアタシは笑って障子を開けた。
差し込む暖かく眩しい光。
どうしてだろう。
アタシにはもう眩しすぎた。
もうこの光に手が届かないような気がした。