「…なんでお姉ちゃん
の事呼びすてなの?」

「焼きもちっ?!?」


「う…

違くはないけど…」


「可愛いね―

別に友達だから
呼びすてなだけだよ

雪はさ

憧れなの
俺の

同い年なのに
自分の夢叶えて

俺さ―

雪みたいなパテシェ
になりたいんだよね


いつか自分の店
持ったりして」


「ぢゃぁ私も
そこで働くっ」


「いいね―」
顔を見合せて笑う

君の未来に
どうか少しでも
存在していられたら




きっとそれほどに
幸せな事はないと思うの