第3章 ゆき


しんしんしんしん

ゆきが降る




雪って嫌い

寒いし
辛い思い出を思い出すから

…でも
「手、暖めたげるっ」て
優人が手を
繋いでくれた時




思わず雪に



ありがとうだなんて

思っちゃったんだ