「ごめんなさい…」

「だから、謝らんでええって!!!」

その人はそんな事を
いいなかわら車の
助手席のドアを開ける

…なんか懐かしい

「どないしたん?

はよ乗り!!」

「あ…はい!!」

その後家まで
何もしゃべらなかった


ただ私の心臓だけが
ドキドキいっていた

でも、どこか
居心地がよくて
安心していた

ずっとずっと
人を信じられなかった


どう考えたって
危ない状況なのに

簡単に人の事可愛いとか
言っちゃう人なのに


なんでだろう


すごく不思議




…大丈夫だって思える