バンっ
もうだめだと思った瞬間
ドアが勢いよく開く
「…何してんの?」
「は?
みりゃわかんだろ」
「警察に連絡しようか?」
勢いよくドアを
開けて入ってきた
その人がポッケから
ケータイを出す
「ちっ」
金髪の男が舌打ちする
「帰んぞ」
1人がそういうと
ちゃらちゃらした男達は
部屋からでていく
「大丈夫?」
勢いよくドアを開けた
その人が
私の前にしゃがんで
訪ねる
近くで見ると
きれいな顔…
私は思わず目を奪われてしまって質問に答える事ができない
「落ち着くまで
ここいていいから
そのまんまぢゃ
帰れないでしょ?」
こくんと私は小さく
うなずく
「よし
ぢゃぁ仕事に
戻るから」
そう言うと
その人は大きな手で私の頭をぽんぽんっとする
「また来るから」
その人は立ち上がると
部屋からでていく
…とくん
胸の中で何か音がする