俺、紅のそういうとこ超好き。



なんでもズバッと言っちゃう感じ。



美人で頭もいいらしいから相手にはかなりひがまれてんだろうけど。



それでも突っ掛かって行く紅が最高です。



「もういいです!!自分で聞きますから!!」

「勝手にしな。おい、あたしがリンの彼女だって言い触らしとけ」

「死んでもイヤです!!」



なにを話してたんだろ…。



後ろから近づいてギュッと抱きしめると紅に思い切り足を踏まれた。



いってぇ~…。



「マジムカつく…」

「踏むなよ。いてぇぞ…」

「『紅先輩ってリン先輩のセフレなんですよね!?誕生日になにが欲しいか聞いといてください!!』だって」

「そ、そう…」

「あたし、リンとセックスした記憶がないんですけどね?」



なんでそんなに怒ってんだよ…。



したいのか?



「盛ってんの?」

「その口、もぎ取ってやろうか?」

「マジ怖いって…」



今日は下手なことしちゃいけないかもしれない…。



でも帰りも家でも一緒だからな…。



失言注意報発令しとくか…。