そのまま寝てしまって起きたのはリンが制服に着替え出した時。



学校行く気?



「おはよ」

「大丈夫なの!?」

「うん。初めて彼女に看病されたぁ~!!」



いつもと変わらない様子のリンをボヤッとする頭で理解しようとした。



なんでそんなに元気なのかわかんない…。



結構な熱だったはずなのに…。



「朝メシ作って来るから」

「へっ!?」

「早く支度すれば?」



風邪とかじゃなかったのかな…。



まさか頑張りすぎた知恵熱っ!?



リンはどこまでも子供だ…。



「眠い…」

「まさか学校サボる気!?ダメだぞ、サボりは」

「リンのせいじゃん!!あたしがどれだけ心配したと思ってんの!!」

「心配してくれてありがと。お礼っ!!」



チュッと触れるだけのキスをされた…。



リンは結構キス魔だ…。



ってか…心配しすぎて精神的にも疲れた…。



そのまま朝ごはんを食べないでリンと学校に向かった。



眠っ…。



「リン先輩~!!こっち向いてぇ~!!」

「お前らまとめて死んじまえっ…」



今日のあたし、不機嫌ですから。