早めに切り上げた練習を終えて帰ったあたし達。



お母さんとご飯を作るリンを見てまたキュン…。



心臓痛くなっちゃう…。



「お姉、相談なんだけど」

「なに？」



珍しく葵の部屋に連れてこられたあたし…。



本当にうちの学校に入りたいのか勉強のものばっかり…。



「あ、あのね…あのっ…」

「ハッキリ言え」

「く、クリスマス…カナ君に誘われたのっ!!」



へっ!?



アイツなにも言ってなかったし!!



よく思うけど叶って秘密主義者…。



「昼？夜？」

「夜…。昼はお姉達が事務所に行くんでしょ？」



そうだっけ…。



まぁいいや、で、アリバイ工作をしてほしいと？



「じゃああたし達でパーティでもやることにしてやるよ。泊まりで」

「泊まりっ!?じゃなくていいよ!!そんなの迷惑じゃん!!」



そうかな？



叶って自分の気持ち話さないからよくわかんないけど聞いてみよう。



「もしもし叶、あんた葵とお泊りしたいの？」

「食っていいなら」

「死ねっ!!」



初な妹になにしようとしてんだアホ叶。