休憩までモヤモヤしてた。



休憩中はそれぞれメールしたり寝たり。



リンはいつもゲームしてるんだけど…。



「邪魔したら一生歌わねぇから!!」

「「はぁっ!?」」



グッと腕を引っ張られて外に出された。



な、なにっ!?



秘密基地の裏側の林の中。



「ちょ、ちょっと待っ…」

「待てると思う?」



リンが今までになく強引っ…。



だけどこんなとこじゃ…。



「絶対イヤぁぁぁ!!」

「痛っ…」

「なにしてくれてんじゃい!!家まで待て!!」

「待てねぇもん…。紅に触れなくて死ぬかと思ったもん…。超…寂しい…」



あっ、キュン…。



卑怯者…。



そんなこと言ったらなんでも言うこときいちゃいそうじゃん…。



「寂しかったの?」

「曲作り終わったらヒメのこと、その後テスト勉強だったじゃん…。俺のこといらなくなったの?」



本気でそう思ってるっぽい…。



やっぱりあたしがいなきゃダメなの?



「いらなくないよ。大好きだしね?」

「じゃあシよっ!!」



騙されたっ!!