見てて面白いくらい不機嫌な紅は周りに当たりまくり。



あのちっこい友達ですらビクビクしてる。



美人だから怒ると迫力が増す気がする…。



「帰るよリン!!さっさと帰って寝るんだから!!」



初めて紅が俺を迎えに来た。



だけど周りからかなり誤解されてる発言ですよ~。



「寝かしてやれよリン~」

「紅が眠らせてくれないの…」

「ぎゃははははっ!!マジ羨ましいんスけど!!」



ほら、俺ってそういうキャラだから。



来るもの拒まず的な感じ?



紅とはしてねぇんだけどなぁ~…。



ってかまず羨ましがるなボケ。



そんな想像されてんじゃねぇよバカ紅…。



「俺もメガネとかかけさせちゃうかな…」

「あ!?ボソボソ喋ってんじゃねぇよリンのくせに!!」



どこまで不機嫌なんだよあんた…。



これじゃ俺が紅を好きで尻に敷かれてるような関係に見えるじゃねぇか。



それは納得いかん。



「文句ばっか言ってんならキスしちゃうよ?」

「地獄見せてやろうか?」



今日は俺の負けですわ…。