「別にいーじゃん。そんなの俺の勝手でしょ??」



「勝手じゃなーい!」



ポカスカと子供みたいに弟を殴りつけた。



それでも痛いもすんとも言わないから私はテーブルに顔を伏せて拗ねた。



「あ、何、拗ねちゃった??」



顔を表にあげない私を見かねていきなりこんな事を弟は言い出した。



「俺、ねーちゃんにまだ告白の返事聞かされてもらっていないんだけどなー」



「ぇ…?」



不意に顔をあげてしまった私。