たった今、家に帰ってきて自分の部屋の扉を開けた瞬間、



その事件が発生した。



私に告白をした相手は、



さっきも言った通り、弟の小波蓮斗(16)。



私とは顔つきも全く似てないし、性格だってプラス思考な蓮斗。



はっきり言えば正反対な二人。



いつも明るくて人気者の蓮斗が何故私に告白…?



…そうか、これは悪戯だ。



俗にいうドッキリ。



私はドッキリだと確信をし私の部屋に座り込んでる蓮斗に



「ドッキリはやめようよ…?」



と脱力感たっぷりの笑顔で、



何故か再び扉を閉めた。