「ありがとうございました」
そういったのは、薬局の定員。
僕が、お店の中に入るとかなり驚かれた。
確かに、口元は切れてるし、膝から血が流れてますけど!!!!
何か、文句ありますか―――???!
喧嘩強くないんだから、仕方ないじゃん。
そう思いながら、カット面や湿布、包帯、消毒液などその他もろもろを買った。
――ザァァァ
外を出て少ししてから、急に雨が降ってきた。
周りの女子高生は、キャッキャいいながら走って行った。
たまたま傘を持っていたので、さそうとしたときだった。
裏路地から、苦しそうな声がかすかに聞こえたのは………
なんだろうか?
そう思いながら、声のした方の路地裏に足を運んだ。