「麗音、お帰り。部活大変だね」
笑顔で弟の麗音を迎える。
朝の出来ごとで、気まずくならないように。
「早く家に入ろうか、ご飯まだだしね」
「そうだな、兄貴」
家に入って制服を着替えてる途中、携帯が足元に落ちた。
「あっ、携帯……」
そう思いながら、携帯を拾った瞬間にタイミングよくメールが来た。
送り主は、飛夢のようだった。
気になったので、すぐに中身を開いてみた。
From:宇佐美 飛夢
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今日の告白、マジだから。
変なこと考えんなよ。
―END―
あはははは―
変なこと考えてました。
すいません…
From:冴霧 啓
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一ヵ月後に絶対返事します。
待っててください。
―END―
と、一応返信しておいた。
そして、携帯はベッドの上に置き、ご飯を作るために一階にへと降りた。