体育館裏に行くと、当たり前だけど誰もいなかった。
近くのベンチに腰を下ろす。
はぁ……
相変わらず、僕って最悪だな。
麗音には怒られちゃったし。
いつになったら、この生き地獄に解放されるのだろうか???
いつになったら、終わりがくるのだろう???
誰も必要としないなら、いっそのこと消えてしまいたい。
一人になると、マイナスのことだけしか考えられない僕………
そんなことを考えていると、だんだんなんか泣けてきた。
「…ぅ、……ヒック…」
とうとう、今まで我慢していた何かが、壊れた。
こんな自分が、許せない。
でも、どうすることもできない。