「由岐さんはお前の許嫁だ。由岐さんもご両親も了解済みだ。」


「…」


「まあ、突然の事だからな。卒業まで時間がある二人で話し合いなさい。雅人、良いな」


俺の返事なんか聞かずに親父は部屋から出て行き、二人きりになってしまった