突然、雅人の携帯が鳴った


「はい、…は?…わかった」


雅人は眉間にシワを寄せて携帯を閉じた

「雅人、どうした?」


「大変だ。兄貴から電話で、週末護衛の仕事が…川井家の見合いだ」


「…」


雅人と俺は生徒会室まで走った