「なあ」


廊下の壁に寄りかかり、隣にいる雅人が部屋の扉を見ながら言った


「あの…遥ちゃんだっけ?大丈夫かな」

「大丈夫じゃないだろ…」


「俺んちの誰か着けようか?」


「ああ…同じクラスの奴に」


俺達が話をしていると扉が開いた