学校へ付くなり椎佳と弘樹はクラス替え表を見た。
椎佳の予想はみごとに当たってた…
椎佳は②年②組弘樹は②年④組2つも離れた教室にとろとろ歩いた。
『椎佳今日一緒に帰ろうか玄関で待ってる』
『うん後でね』
椎佳は、まず教室に入った。
教室には半分以下しか居なかった。椎佳は一人ベランダから空を見ていた。

何分がたっただろうふと教室を見ると、もぉ沢山の人が居たベランダから教室に入ると前から誰かが走ってきた…
『椎佳~』
『舞希奈じゃん』舞希奈とは、赤ちゃんのトキからの仲。『やった椎佳と同じクラスだぁ』
『本当だよぉ~また同じクラスだぁ超ラッキーだしぃ♪』2人が騒いでいるとすごい勢いで里未が椎佳達の前に立った『椎佳』
『はっはい』
『あんた弘樹に騙されてるよ』
『ん』
突然の里未の発言に椎佳はパニックになりかけた…
『今、丈ちゃんが弘樹と話してて、たまたま聞いちゃったんだけどね…「俺椎佳と別れたいんだけどなんかこの頃つまんねーんだけど。椎佳ヤらせてくれねぇしまじつまんねー」って』
『弘樹が…言ったんだよね?ありがと』

弘樹?
本当にそんなコト言ったの?
本当にそんなコト思ってんの?
ごめんなさい。
椎佳、弘樹信じなきゃいけないのに、なんか…
椎佳は戸惑った顔で一日の授業を終わらせた…