『メイクOK!スカートOK!よし完璧!』勢いよくカバンをもちあげ走りながら階段を駆け下りる。
『椎佳!早くご飯食べなきゃバス遅れるよ?』
『あ~ご飯いらないや行ってきまーす』
ー後藤 椎佳ー
今日から高校2年で中学を卒業と同時に染めた赤茶色の髪が特徴だが背が小さい、顔が幼いと言うコトがあり、実際より下に見られるコトがある。
そこそこモテてもいたし渋谷ではスカウトも何回かされたコトもあった。


ぎりぎりバスに間に合った。
バス停のベンチに腰掛け小さくため息した。

♪~♪
椎佳の携帯音がカバンの中に響いた。
受信メール1件の文字…椎佳はすぐに開いた。
受信ー弘樹
『おはよ右見て』え?
椎佳はゆっくり顔を右に動かした。
すると、そこにはあたしの彼氏の弘樹が立っていた…
椎佳は飛び跳ね弘樹の元へ走って抱きついた。
『弘樹おはよ♪』
『おはよ椎佳☆今日もカワイイじゃん』弘樹は言葉が上手い椎佳はこの言葉にひかれたのだった。
バスが到着すると、椎佳と弘樹は隣どうしですわり学校へ向かった。