不安と期待が交じり合ってなんとも言えない
気持ちになった。


「分かった」

「楽しそうじゃないな。俺、送ってやろうか?
お前ん家、リズムの通り道だし」

「ホント!?」


歩夢と一緒にリズムに行く。
誰かと一緒にリズムに行く。



一人じゃないことがあたしにとって
温かい感情をくれた。



「じゃ、優梨用のヘルメット買わないとな。
バイト代あったかな……」