「お前、もう一度……。もう一度、
ダンスの世界に来ないか?」


「……っ」


壊れる。



必死に固めた、偽りの世界が……。




あのライトの世界に侵食される。



もう、嘘はつけない――。


「お前なら、俺の場所まで上り詰めるのは
容易いことだろ。不安があるのなら俺が
全部吹っ飛ばすから……来いよ」