溢れ出る汗を、真新しいタオルで
拭っていると小学校からの友達の絢音
が、サブバックを持って走ってきた。
「優梨! すごかったよ、さっき!」
興奮した表情の絢音が、何の事を言ってる
のか、分からずに少しだけ黙り込んだ。
さっき。
……多分、あのシャトルの‘音’だよね。
一人、考え込んで一応返答をした。
「ありがと。多分マグレだけどねっ」
へへっ、と隠した笑いの下では少し
優越感に浸る自分が居た。
拭っていると小学校からの友達の絢音
が、サブバックを持って走ってきた。
「優梨! すごかったよ、さっき!」
興奮した表情の絢音が、何の事を言ってる
のか、分からずに少しだけ黙り込んだ。
さっき。
……多分、あのシャトルの‘音’だよね。
一人、考え込んで一応返答をした。
「ありがと。多分マグレだけどねっ」
へへっ、と隠した笑いの下では少し
優越感に浸る自分が居た。