あたしが……この世界に足を踏み入れ
たのは3歳の頃だった。




幼いあたしが覚えているのは煩い
音楽と、楽しそうなステップ。




これが、あたしの人生を変えるダンス
との出会い。



お母さんに連れられてやってきた
ダンススタジオは、自分より大きな人
ばかりで、最初は泣いてばかりだった。




でも、年を重ねていく内に
いつのまにか、‘踊り’が出来る
ようになっていた。




元々、才能があったのか。
それとも、努力の成果なのか。






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