こんなに思いつめていたんだ。
「一回意地悪しちゃったら後戻りできなくて・・・。ずっとしちゃってたの。悠真がいれば女子なんてって思ったけど、やっぱり友達欲しいよ・・・。」
これがきっと美咲の本音。
それなら・・・・
「そっか。じゃあ。今日は楽しもうね。」
あたしは美咲のいいところしか見ない。
誰にだってひどいところはあるから。
いい人だけの人なんて、きっといない。
「ありがとう明莉!」

泣いてる美咲の目を冷やしてから2人の元へ向かった。
美咲は今日、悠真にべたべたしようとしていない。
心から変わってきているんだ。
「今日はどこ行く?」
岩見が伸びながら眠たそうに言った。
「あのね、みんなでファミレスがいい!」
美咲が恥ずかしそうに言った。
驚いた悠真は笑い出している。
「まあいいか!どこに行くかじゃなくて、誰と行くかだし。」
みんなの意見一致で、あたし達はファミレスに向かった。

全部おいしそう!
どれにしようか・・・。
あたしは悩んで悩んで悩んだ末、カットステーキを頼んだ。
「美咲ハンバーグ!」
「俺もカットステーキかな。」
悠真と一緒!?やったあ!
「じゃあ・・・俺チキンで!」
みんなの注文が終わり、あたし達は盛り上がった。
「ねえ、この後花火買って夜やる?」
「「「「うん!」」」
悠真の提案はみんな賛成。
悠真パワー!