「はぁ。一縷がこんなにセットしてくれたんだから、おもてなしなんていらないわー。もう、これで十分!」
「……言うと思った。」
お茶やお菓子を食べる二人。
何故一縷がここにいるかというと、理由は至極、簡単である。
「本当にアスカさんはピヨちゃんという素晴らしい子供をお持ちで。」
つまりは、そういうこと。
一縷の母は芸能人なのだ。
それも、超絶有名、人気である絶世の美女、緋桜アスカである。外国でも、その人気はすごいものだという。演技力からスタイルまで、全てが完璧とまで言われている。
そして、帝院理事長は知り合いだ。なのでこういったことを頼まれたりするのは結構ある。