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「あ、ピヨちゃん。」
「お、ピヨ。お前どこ行ってたんだ?
さっき、校門とこにRyU-Jiが来てちょっとした騒ぎだったんだぞ。」
「……なんで準太先輩と蔵先輩がいるんスか?」
一縷が教室に戻ってくると、そこには準太と蔵の姿があった。
姫乃達としゃべっている。
「少し、用事のついでに寄ったんですよ。」
「へぇ。…って、RyU-Jiがいたって本当っスか?」
「そうなのよ!誰か待ってたみたいだったけど、正体バレて帰ってったみたい。」
「……ふーん。」
妙に考えている様子が一縷から伺える。
だが、誰一人として気付きはしなかった。