「とりあえず、今日は休め。
……え?今持ってるかって?一応、カバンに入ってるけど。」

「誰と話してんだろ。」

「学校を休め、とか言ってますものね。」

一縷の会話を聞いて、二人は顔を見合わせた。

さっきから、話している人物は、この学校の生徒としか思えない。

「………はぁ。昼休みだな。わかったから。じゃっ。死ね。」

ブチッ、という感じで一縷は電話を切った。
ま、ブチッとなのだが。
そして、最後に暴言をしっかりはいた。