「んじゃ、また後で☆」

「後でってな……。」

「晩飯食いに行くからwよろしくね。」

「はいはい……。」

一縷は仕方なさそうに言った。
もちろん、ため息をつきながらである。

零司は校門付近にとめてある車に向かった。

「じゃね。後で行くから眼鏡、預かっといて。」

「はいはい。」

零司はビン底眼鏡をとって、一縷に渡した。そして、すぐに急いで車に乗り込む。

「ほんと、今から仕事って憂鬱だ……。」

一縷の後ろ姿を見ながら零司は呟いた。

すぐに、車は走って行った。

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