======================

「ほんと、姫乃ちゃんはよく一縷のこと心配するよなー。」

「うるせぇ。」

「喋りたいんだって。学校じゃあれだし?」

「なら、学校でもっと喋れ。」

一縷達は、校門に向かって歩いていた。
一緒にいるのはもちろん、零司である。

「だから、しょうがないんだって。キャラづくりだよ、キャラづくり!」

「なら、それをもう少し変えろよ。」

零司はいつもの口調と違い、普通にしゃべっていた。そして、テンションが高い。