ガチャッ

「洸大。お前、まだ仕事があっただろ。」

「あぃっ、れっちゃん。今、お菓子タイムなんだけどっ。」

「先生っ、今ダイちゃんとお菓子タイム中なの!後でっ。」

「………。」

扉が開くと、そこには古樫がいた。
だが、お菓子を食べている二人には関係ない。

野瀬にとって、お菓子は仕事よりも優先順位が高い。本当に教師としてどうなのか、と思ってしまう。