「別にいいじゃん。俺がこんなんでも、お前らしっかりしてるしさ。」
「………。」
ほめられている気はしたが、あまり素直に喜べなかった。
「あれ?なんで子供を入れてるんだ?」
「あ。」
憂斗は部屋に入った瞬間言った。
一緒に入ってきた蔵は、あ、と声を小さくもらした。
「どうせ俺は子供に見えますよーだっ!」
「え、ダイちゃん!?」
「憂斗、失礼ですよ。」
「桜羽ぁぁ!ダイちゃんに何酷いこと言ってるのよ!!」
「うぐっ」
姫乃は飛び蹴りをした。
スカートの中が見えるのでは、という疑問がでるのだが、そこは大丈夫である。
下にはしっかりスパッツを着用している。
そして、その飛び蹴りはしっかり憂斗のみぞおちにクリーンヒットした。