「本当に仲がいいですよね、お二人共。本当にある意味羨ましいです。」

「だねー。」

「う、ん。」

二人を見ていた楓花と睦月と零司はのんきに言った。

いまさらだが、零司も同じクラスである。

「よしっ。ピヨ、後でお菓子たっくさん作ってよね。」

「はいはい。」

「楽しそうですね。私も行きたいぐらいです。」

ふふっ、と笑って楓花は言った。
そばで零司もうなづいていた。