―ヒデくんに、気持ち伝えといたから。―
と書かれていた。授業中にも関わらず私は思わず、
「えーっっ!」
と言って席をたった。休み時間に、私はミカに詳しい話を聞いた。それは昨日の事―
友達の家に行ったヒデ、その友達とはミカの彼氏でタク。ヒデと同じ年。
「あのさ、この前の林檎アメの子いただろ?」
するとタクは
「あぁ。ユウカちゃんの事?」
するとヒデは、へぇーと言う顔をして言った。
「ユウカちゃんって言うんだ…。もう一度会いたいんだけど。」
するとタクはビックリした顔をして答えた。
「お前が、そんな事言うなんてすげぇな。好きなんだ?」
するとヒデは照れて言った。
「うっせーよ。で、会わせくれんのか?くれねーのか?」
するとタクはすぐにミカに連絡をとり、事情を話した。その時の話しの流れで、ミカはヒデに、私がヒデの事を気にしてる事を伝えたらしいのだ。
私は、それを聞いて緊張した。でもそれと同じに、イジメられていた事も思い出した。
イジメにあうような、こんな私と付き合ったら、ヒデが可哀想なのでは…。そう思った…。