海に来て2時間。

「そろそろ帰るか!」

安藤君が切り出した。

「だねー」

「直基達はいつ東京に戻るの?」

「俺は明日帰る」

安藤君が言った。

「直基は?」

「わかんない♪」

おいおい。

「どこに泊まるの?」

『翔也ん家』

安藤君と直基が声をそろえて言った。

そうなんだ…

大変そう…

「家まで競争な!1番ビリはジュースおごり!!」

『はぁ?』

「よーい…ドン!!」